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複合機やコピー機の大敵の湿気!夏や冬は内部の結露に注意

  • 2016年10月19日
  • 複合機コラム

複合機やコピー機はその印刷の仕組み上、湿気との相性が悪いです。そのため、夏場のジメジメや冬場の加湿器近くの設置・運用などはなるべく避けたいものです。そしてそれが深刻に進むとどうなるかというと、複合機やコピー機内の「結露」が上げられます。これは結構なダメージです。

結露っていうのは窓とかでよく見かける水滴が付いてしまうこの状態です。

結露は室内の暖房とその際の乾燥予防の加湿器を使うことで発生することが多いのですが、これは冬だけに起こるものではありません。結露というのは外と中の温度差によって引き起こされるため、夏場の冷房でも起こることもございますので、冬場同様に夏場も注意が必要です。

とくに見逃しなのが湿度が著しく高まる「梅雨」。気付かないうちに、コピー機内部に水が溜まっているかもしれませんよ。放置しておくと、故障の原因になりますので複合機やコピー機の運用の中ではご注意を。

複合機にこんな症状が出たら「結露」してるかも?

朝一番でコピー機に電源を入れると、いつもより時間がかかる

ウォームアップという仕組みがあるため、朝一などのスタンバイ状態から最初の印刷には相応の時間を要してしまう複合機やコピー機。ですが、春や秋と比べていつもよりも時間がかかるな~という場合には内部が結露している場合があります。

コピーしたものがぼやけている、部分的にコピーされない、擦れたようになっている

コピー機能を使う際、原稿を読み込むミラーやガラスがメガネのように曇っていたり、画像を形成する内部部品に水滴が付着している場合があります。こうなるとカセット内の用紙も過度の湿気を帯びている可能性が高く、不具合の原因となります。

複合機の外側に水滴が付いていたり、湿っている

カバーやトレイなどに水滴がついていたり、なんとなく湿っぽい…とんなときには内部も結露している可能性があります。

トレイにセットしている紙が波打っている

基本的に紙は湿度を吸いやすいものです。吸湿した用紙は繊維がふやけてしまうため、表面が波打ち、強度自体も弱まってしまいます。複合機本体の結露の疑いもそうですが、こういう用紙を給紙してしまうと紙詰まりが起こりやすいので注意が必要です。

複合機やコピー機の結露を予防する方法

複合機本体に急激な温度変化を与えない

冬場や夏場で外気に当たる、その後冷暖房設備の風が直撃するという設置状況の場合、置く場所を見直す必要があります。(出入り口の近くや冷暖房設備の近くなど)なるべく温度変化が少ない場所に設置してあげることが、複合機の故障を事前に防ぐ第一歩です。

こまめな電源の入り切りを避ける

本体電源のこまめな入り切りは原則避けるべきです。複合機は機種によっては結露防止のためのヒーターが付いており、曇りそうなときには自動で作動するようになっています。

一度結露してしまうと、ヒーターが付いている場合でも回復までに時間がかかってしまうため、長期不在等でどうしても電源を落とす場合には使用後や使用前にはある程度時間を置かれる方が無難です。

複合機やコピー機の不具合の原因は未然に防ぐ

何か複合機の調子が悪いな…いつもとコピー機の様子が違うな、と思われたら突然使えなくなる可能性が高くなります。設置場所や運用環境で改善できる点あるかとは思いますが、まずは複合機のプロに相談することが一番です。使っているうちに自然に直るということも場合によってはありますが、基本的にはレアケース。不調を感じたらまずはご相談を(^^)